ちちぶ市移住日記

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6,000本のイロハモミジを提供!―秩父の「もみじい」にインタビュー

こんばんは。管理人のしおです。今回のインタビューは秩父で6,000本ものイロハモミジの苗を提供した「もみじい」こと加藤佳英(よしひで)さんです。現在はさらに16,000本のイロハモミジを育苗中だとか。そんなもみじいにモミジの魅力と秩父のこれからを聞いてきました。

 

インタビュー

 

しお:よろしくお願いします。

 

加藤さん(以下もみじい):よろしくお願いします。早速ですが、カエデとモミジのことを簡単に説明しますね。カエデの語源は「蛙手」から来ていると言われています。学術的なカエデの特徴としては、葉が対生(左右対称に生える)することと、種に翼があることです。全国で原種のカエデは27~28種類あると言われていますが、秩父ではそのうち21種類の原種のカエデが自生しています。メグスリノキやイロハモミジというのはそのカエデの一種です。

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もみじい:多くのカエデ類は葉の割れ方が奇数になるのですが、一本の木の中に7枚に割れる葉と9枚に割れる葉があったりするのがおもしろいところですね。私は現在、秩父地域に自生している21種類の原種のカエデのうちの、イロハモミジを主に育てています。モミジは「もみつ」という言葉が語源でして、肌寒くなる秋、草木の緑が赤や黄色に揉みだされるように変わることを指しています。この言葉が変化して、モミジになりました。

 

イロハモミジの紅葉は最低気温が8℃を下回る日が続くと始まると言われています。そのメカニズムは、葉の根元の葉柄(ようへい)と枝の間に離層(りそう)という層ができて、枝からの水分の供給が滞り、代わりに葉緑素でできた糖類が葉に残る。その糖類が日の光を浴びて赤い色に変わるというしくみです。また、葉は黄色の要素も持っていますので、黄色く変色する場合もあります。それは日の当たり方によって変わります。f:id:rinngotabetai8955:20171126130835j:plain

(イロハモミジの種。翼があり、飛ぶ)

 

しお:ありがとうございます。凄くわかりやすかったです。先ほど加藤さんお宅のお庭を拝見したのですが、噂に聞く以上に凄いお庭ですね。

 

もみじい:ありがとうございます。私の家の庭はもみじぃ林と呼んでいまして、もみじぃ林は約30年前に家を建て替えた際に庭を作り、所有林からイロハモミジの木を植樹したのが最初です。私は若いころ、大阪に6年ほど暮らしていたことがあり、京都によく行っていてお寺の紅葉したモミジの庭をよく見ていたので、自宅の庭もそうなれば良いなと思っていました。元々は自分が楽しむように植えていましたが、その後段々とモミジを増やしていって、今は私の家近くの所有地だけで500本のイロハモミジが植わっています。

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(もみじぃ林ともみじい)

 

もみじい:このもみじぃ林から毎年種が取れます。それを育てて秩父の市町へ提供し始めたのが2008年からで、もう10年になります。最初は各自治体の市木や町木がカエデやモミジだったので、イロハモミジを植えたらいいのではないかということで、地元の中学生たちと公園の植樹活動を始めました。それが段々広まっていって、今では6,000本のモミジを提供するまでになりました。f:id:rinngotabetai8955:20171126131831j:plain

(提供されたモミジは秩父全域に植樹されている)

 

しお:それほどまで加藤さんを引きつける、モミジの魅力とは何でしょうか。

 

もみじい:一口にモミジと言ってもそれぞれの色に個性があり、それが多様な色彩を作りあげているところです。葉の色や形もそれぞれ違っていて、そこが魅力だと思います。四季の変化をダイナミックに感じられるところがいいですよね。

 

しお:今後、どのようにモミジの植樹を展開していきたいですか。

 

もみじい:現在6,000本ですので、10,000本ぐらいのモミジを植樹できたらいいと思います。また京都のようにモミジをたくさん植えたら綺麗な景色ができるのではないかと思い、今は行政の枠を超えて秩父全域がモミジの里になれば良いなと考えて活動しています。秩父市小鹿野町だけではだめで、秩父地域全体でモミジを楽しめるようにしたいですね。そうすれば秩父の夜祭の前に秋の観光が秩父でできるようになります。羊山公園とか、都会から来る方が車を使わなくても紅葉を楽しめるようにたくさんの場所に植えていきたいです。

 

しお:たくさんのモミジ観光スポットができると良いなと思います。ありがとうございました!

 

このあと、お庭を見せていただいたのですが、夜にライトアップをしているとで、夜にもう一回お邪魔しました。まさしく京都の寺社仏閣と言った風情でした。綺麗以外の言葉が出ませんでした。

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加藤さんの植樹活動が広まって、たくさんの方に紅葉を楽しんでいただけるようになると良いですね!

 

 

加藤さんのブログからも写真が確認できます。もみじいのブログはこちら↓

ameblo.jp