ちちぶ市移住日記

秩父市の移住に関する情報に加え、秩父市の魅力や個人的な日記などを掲載していきます!

秩父で手作り結婚式!?―先輩移住者へのインタビューPart6

 こんばんは。管理人のしおです。秩父に移住してきて半年が経とうとした9月のある日、何気なくFacebookの記事を見ていたらこんな文言が飛び込んできました。

 

秩父で手作り結婚パーティーをひらこう』

 

この目を引く見出しに企画内容の面白さ、これをやる人はきっと面白い人に違いないと思っていました。

そうしたら、偶然にも結婚式の直前に先方からお声がかかってくるではありませんか。

残念ながら結婚パーティー自体には参加できませんでしたが、後日インタビューをすることをご了承いただきました。そんなわけで、今回のインタビューはのり紡家(Noribo-ya)の坂本典明さんです!

 

インタビュー

しお:早速ですが、奥様とはどのように知り合ったんですか?お二人とも、元々は秩父の方ではないと伺いましたが。

 

坂本さん(以下坂本):僕は、おじいさんが秩父に住んでいて、秩父には年に一回ぐらい遊びに行っていました。それで、今から4~5年前におじいさんの家を継ぐ人がいないということになりまして、僕がそこを引き継ぐ形で秩父に引っ越して来ました。

 

奥さんと知り合ったきっかけはオンラインゲームでしたね。3~4年前にWeb上で知り合ってTwitterでやり取りしていたのですが、僕がライブをやるときに奥さんが来てくれて、それで知り合ったのがきっかけです。

奥さんは群馬の出身で、東京で遊ぶよりも秩父で遊んだほうが近いということで、結婚前は月1回ぐらいの頻度で秩父で遊んでいました。

 

しお:ほうほう。どうして手作りで結婚式をやろうと決めたんですか?

 

坂本:まず、僕が凄く結婚式をやりたかったんです。実は奥さんはそこまで(笑)。それで、僕自身は生け花もやっているので結婚式のお花を作りたいと思っていました。

でも普通の結婚式だと、絶対にお花をつくるなんでできないじゃないですか。じゃあ、自分で結婚式をやるかって決めました。

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(会場を彩るお花。全て坂本さんの手作り)

 

坂本:それで、せっかく結婚式をやるなら知り合いの人も呼んで、秩父でやろうと思いました。

招待する方も秩父以外で暮らしている人の方が多かったものですから、秩父に住んでいない人に秩父の良さを伝えるいいチャンスだと思いました。

加えて、お客さんとしても秩父のいいお店を知ることができて双方にいいかなと。僕自身は友人たちも秩父の人たちも好きなので、どうせなら来たい人がみんな来れるような式にしたかったんです。

 

しお:なるほど。実際にはどのくらいの人数の方が参加されたんですか?

 

坂本:だいたい100人ぐらいですかね。もっと来てほしかったです。

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(乾杯の音頭の様子)

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(笑顔の花嫁)

 

しお:結婚式はどのように進行していったのでしょうか。

 

坂本:最初に僕が奥さんを人力車で引いて登場しました。その後、僕と奥さんの馴れ初めの話、出店の飲食店の紹介、途中でケーキ入刀の代わりにパイ投げをしましたね。

その後にライブをして、僕は高校がロック部だったので、みんなからのサプライズで歌わされるハメになりました。それで最後に僕から奥さんへのサプライズで、星に僕と奥さんの名前を付けました。

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(坂本さんのサプライズライブの様子)

 

しお:星に名前を付けるなんで、凄くロマンチックですね~。盛りだくさんですが、全部奥様とプログラムを考えたんですか?

 

坂本:いえ、ほとんど僕が考えました。僕がやりたいことを詰め込んだ感じですね。もちろん奥さんのやりたいことも聞いて、加えて僕のやりたいことをやったという感じです。

奥さんがやりたかったのは、衣装を作ってみたかったというのと、記念撮影用の顔の部分だけ穴が開いている看板を作りたいということでした。

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(実際の看板。手作りです。)

 

しお:すっごい楽しそうです。

 

坂本:すっごい楽しかったですよ。これは楽しいだろうと思っていたので、色々なメディアの方にお声かけして、埼玉新聞さんに取り上げていただきました。こういったこともできますよという前例になればなと思って。

 

しお:結婚式の準備はどのくらいの期間で行ったんですか?

 

坂本:1年間ですね。友達10人ぐらいで企画したんですが、僕以外の友達は秩父に住んでないので、半分以上は僕が準備をしました。

 

~さやかさん(奥様)登場~

 

さやかさん(以下さやか):こんにちは~。

 

しお:こんにちは。今、お二人の結婚式のお話を聞いていました。是非、奥様のお話も聞きたいです。早速ですが、結婚式で一番楽しかったシーンはどこでしたか?

 

さやか:実は、入場のときに彼が人力車で引いてくれたんですが、私そのとき号泣して(笑)

 

坂本:そうそう。乗った瞬間に号泣してたよね。

 

さやか:人力車乗ったときは、結婚したんだなという感動で涙が出てきちゃったんですが、入場のときにみんながワーって歓迎してくれて、それで凄い感動しちゃって、号泣でした。

その10分前ぐらいに最終メイクして、完璧!って思ったのにすぐ泣いちゃったから、メイクの人に「もう!めちゃくちゃになっちゃたじゃない!」って言われちゃいました(笑)

ホント、みんながお祝いに来てくれて、とっても感動しました。

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(入場シーン。人力車にて新婦を運ぶ坂本さん)

 

さやか:あと楽しかったのは、彼がケーキの格好したシーンでしょうか。

 

しお:ケーキ?これまたどういった趣旨で?

 

坂本:僕が以前からパイ投げをやってみたくて、結婚式のサプライズでパイ投げをしようと考えていたんです。でもサプライズでパイを受けてくれる人はいないだろうなと思って、それなら僕がパイを受ければいいじゃないかと。それで、せっかくパイを受けるんだから、僕が全身クリームを浴びてケーキになればいいやということで。

 

さやか:話だけ聞いてると、よくわからないですよね(笑)

埼玉新聞さんにも載せてもらったんですが、その写真の説明も「ケーキに扮した新郎に入刀する新婦さやかさん」ってあって、意味がわからないですよね~。

 

坂本:ケーキ魔人を倒すみたいな絵面になってました。

 

しお:RPGぽくっていいのではないでしょうかね(笑)

 

坂本:でも、意外にパイ投げしてみたかったという人が多くて、好評でしたね。

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(ケーキに扮する坂本さん)

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(クリームまみれの坂本さん)

 

しお:ほとんど旦那様が準備されたと聞きましたけど、式の準備はどうでしたか?

 

さやか:そうなんですよ。会場の準備も大変でしたが、その前にいろんな人の同意を得なくてはいけなくって、一人ひとり挨拶しに行って、秩父のお店には何回も足を運んで、何回も打ち合わせをして、それが大変でしたね。私も彼も仕事をしながらでしたし。

でも秩父の方は凄い協力的で、そこは凄いなと思いました。

 

坂本:料理の用意だけならまだそこまで大変じゃなかったと思いますが、準備の途中で急遽マルシェを開催することになって。結婚式でマルシェって前代未聞ですよね。

それで、お客さんも買ってくれるように、会費の中から参加者の方に金券をお渡しして、その金券は結婚式に出店してくれたお店で使えるという形にしました。おかげで、結構好評でした。

普段お店をやっていて忙しい人たちにも結婚式に来てほしかったので、結果としてはよかったかなと思います。

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(マルシェの様子)

 

さやか:あと、当日現場を捌くスタッフがいなかったので、ほぼ彼がやってて大変でした。

 

坂本:結局、高砂席作ったんだけど、奥さんのほうは挨拶に行ってて、僕は仕切りをやっていたので高砂席に誰もいない状態でしたね。

 

さやか:挨拶しに行ったら「新郎は?」って聞かれるから、「新郎はちょっと準備中です」って答えなきゃいけないみたいな。でもみんなに凄く協力していただきました。

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(新郎新婦がそろっている貴重な一枚)

 

さやか:実は、当日に料理を会場まで運ばなきゃいけなかったんですけど、私自身も髪を結ったあとにそのまま「やおよし」(秩父のスーパー)に行って、その隣の食堂にも料理を取りに行ったんです。

そのときドレス姿で行ったので、やおよしに入ったらみんな凄いびっくりして、「どうしたんですか?」、「花嫁です」、「えー!!花嫁さんなんですか!?」てなって。そうしたら周囲のみんなが運ぶのを手伝ってくれました。町中の人が手伝ってくれた感じです。

 

しお:それは凄く秩父らしいエピソードですね。

 

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(会場の料理。おいしそう)

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(スプーンさんのマカロンタワー。カラフルで美しいです。)

 

坂本:やっぱ手作りはいいなーと思いましたよ。一週間経っても、「結婚式よかったよね」とお声いただくこともあって、みんなにも喜んでもらえたと思います。

 

さやか:このあたり(番場通り)を歩いていても、結婚式に参加してない人も結婚式の話を知っていて、「おめでとうございます」って言ってもらえたりします。

自分たちで手作りした結婚式をやってみて思うのですが、新しい結婚式の形を作れたかなと思います。これから若い人たちが、地元の人と一緒に手作りの結婚式をやるというのも選択肢の一つだと思いますし、きっと楽しめると思います。

 

しお:そうですね。凄くクリエイティブで楽しい企画だと思います。私も次の機会があれば是非参加したいです!

 

さやか:5周年記念パーティーかなー?(笑)

 

~インタビュー終了~

 

「僕のFacebookから写真使っていいですよ~。」と言われて、坂本さんのFacebookを検索させていただいたのですが、出るわ出るわ、面白い写真がごろごろしていました。事実は小説より奇なりという言葉は本当だったんですね!

 

お話を聞いていて、楽しかったオーラがビンビン伝わってきて、とってもいい式だったんたなと思いました。また、多くの人が快く結婚式を手伝っていただいたという話は秩父ならではで、他の地域ではこんなに盛りだくさんの結婚式は開催できなかったかもしれません。

 

お二人とも、どうぞ末永くお幸せに!!