ちちぶ市移住日記

秩父市の移住に関する情報に加え、秩父市の魅力や個人的な日記などを掲載していきます!

将来に不安を感じるあなたへ―自給自足という選択

こんばんは。管理人のしおです。

協力隊になって約4ヶ月経ちました。最初の3ヶ月ぐらいをちょっとがんばりすぎまして、今月は(普段より)引きこもりの生活をしていました。

最近ようやく立ち直ったので、また色々なとこ行く気力がわいてきています。

 

さて、先日小鹿野町の黒沢一男さんにお会いしました。黒沢さんは「ふるさと皆農耕舎」という名前で農業体験を実施しています。

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ふるさと皆農耕舎では以下の体験ができます。

農業体験 食品作り体験 工芸品体験
・米作り ・漬物 ・竹細工
・野菜作り(各種) ・餅つき ・わら細工
・花づくり(各種) コンニャク ・粘土細工
・竹の子掘り ・豆腐 ・笹かご作り
・くだもの ・そば、うどん打ち ・つるかご作り
・きのこ、豆(多種) ・味噌  
・山林利用(炭焼、薪)   年中行事多数

(要予約)

 

黒沢さんはこれらの体験すべての講師です。なぜこういった取り組みを 始めたのか、というのを今回聞いてきました。

 

自給自足にこだわるわけ

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(黒沢さん 熱く語っていただきました)

 

黒沢さんは平成13年からこれらの体験を始められました。平成13年といえば約15年前ですが、農家をしていた黒沢さんは経済一辺倒の社会のあり方に疑問を持つようになったそうです。

黒沢さんは農家として農作物を現金に換えて違う農作物を買うという行為自体に疑問を持っていたといいます。

「それなら、自分で必要なものは自分で作った方がいい!」ということで、現在は商品作物は全く作らず、自分たちのが食べるもののみを作っているそうです。

 

安心のためにも自給自足を

 

黒沢さんとお話している中で、都市型の生活の不安定さが見えてくるようでした。

東日本大震災の影響で、田舎へ回帰する流れが日本の中で生まれましたが、その理由は「人工物しかない環境の脆弱さ」が露呈した結果だと思います。

都市型の生活では、私たちは消費という形で生命活動を維持しています。それは遠くから材料を持ってきて、様々な人の手を経てもたらされるもので、その流れのどこかが上手くいかなくなったら私たちは必要なものを手に入れることはできません。

 

それってかなり怖いことだと私は思います。

 

 

様々な災害が多発している現代の生活において、例えば発電所が壊れる、水道が使えなくなるといったリスクは高まってきていると思います。

災害のリスクはどこにいてもほぼ逃れられないことですが、災害が与える個人へのダメージは都市と田舎だとかなり変わるのではないでしょうか。

 

こんな話を聞きました。

秩父では3年か4年前に大雪を経験しました。90歳のおじいちゃんが「こんなに振ったのは初めてだ」というような大雪で、通常降っても30センチぐらいなのにそのときは1メートル以上降ったそうです。

 

秩父の街中は大パニックで、「スーパーにも食材がないじゃない、明日からどうやって生きていこう」といった様子だったらしいのですが、その反面大雪でほとんど封鎖状態になっていた大滝の山奥の人たちはのんきなものだったらしいです。「食料は、まあまだ1週間ぐらい余裕があるし、いざとなったら室(むろ)のもの出せばいいし、全く困ってない」と市の職員さんに言っていたそうです。

 

もともと自給自足がベースだし、いつも週に一回ぐらいしかスーパーに行かないから、一週間ぐらいスーパー行かなくても何も困らないという話でした。

 

この差はかなり大きいものではないかと思います。

 

別にみんな完全に自給自足にしなきゃダメだ、というようなことではありません。

そうではなく、「消費=お金を使って必要なものを手に入れる」以外の手段を確保しておいたほうが、お金が機能しなくなったときに困らないよということなのです。

 

都市型の生活は脆いものです。どこかしらで災害がおこってしまったらそれだけで生きていけなくなってしまいます。そうでなくても、失業などでお金がなくなってしまったら、やっぱり生きていけなくなってしまいます。

 

そのときに「自分で作る」という選択肢があれば、安心ではないでしょうか。「ああ、自分で作れるから大丈夫だ」と思えるのではないでしょうか。

 

安心があるからこそ、人は何かにチャレンジできます。 安心があるから人は生き生きと生きていけるのです。

 

もしあなたがこれからの生き方に不安を抱えているのでしたら、あなたの安心のためにも自給自足を考えてみてください。